人と狐と新撰組と
地面には数体の死体、それに比例するおびただしいほどの血だまり、

その上で綺麗に笑っている美青年

あの総司でさえ息を飲むほどの美しい…美しい笑みを美青年は浮かべていた。

だが、その笑みは総司を氷付けるには十分だった。



総司は初めて“怖い”と思った。

そこにたたずむ『人』というものに…


(…とりあえず、捕まえないと…)

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