人と狐と新撰組と
近「そうか、そうか!吹雪君か!
さっきからすまないね。…本当に身体は大丈夫かい?…吐血したのだろう?」

全員の視線が突き刺さる。

玲「あぁ、大丈夫だ。…いつものことだし…。」

土「いつも?いつものこととは…
玲「で?私をあんなところに閉じ込めてなんの用だ。」

余計なことを聞かれる前に遮った。
遮られた本人はこめかみを寄せ睨んできたが、気にしない。

土「…まぁ、いい。お前を呼んだのは聞きたいことがあるからだ。…まずは、この事だ。」

土方は玲咲の前に狐の面を取り出して置いた。

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