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宮谷内舞子maiko miyauchi
『お前の初恋って、可愛い”幼馴染”なんだろ?』
そう。俺の初恋の相手は”幼馴染”。
家柄的に親同士が仲良くて、生まれた時から一緒だった。
て言っても、一緒だったのは小学までで、彼女は女子校へ移っていった。
次第にお互い忙しくなり、あえて連絡を取ったり会うこともなくなった。
気持ちを伝えることなく、俺の淡い初恋は散ったよね~。
って。お前ら話し聞いてる?
自分から聞いてきたくせにそっちのけで盛り上がってる彼らを睨む。
『や、おい!とりあえず俺らの話を聞いてくれ!!』そう言って彼は俺の肩をつかむ。
めちゃくちゃ可愛い子がいたんだよ!!
はぁ?趣味悪ぅ!お嬢様って雰囲気醸し出してる、いかにもなぶりっこでしょ~。
男うけは良さそうだけど、私らとは合わないよねー。
あ、”コタロー”なら知ってるんじゃない?
小学校まではこの大学の付属にいたらしいよ!
心がとび跳ねたような衝撃だった・・・
「それ、、、”舞子”だ」
by kotaro