そんな乙女の恋心**.





「ーーーーーあの!

ほんとにありがとう…


野口くんがいてくれて助かった…」




「……いや、別に…


……じゃあ、俺はこれで」





とりあえず

気を失ったその女



木葉 雪美、というらしい

彼女を保健室に運んで



寝ている彼女と

心配そうな表情の
友達らしい女を尻目に



保健室を出た







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