Kiss&Love
「未紗ちゃん、私服可愛いね」

「そーですか??ありがとうございます」

「可愛すぎる。食べたくなる」

伊勢原隼人はニッと笑う。

食べるのはよしてくれ。




寮内に売店発見。売店の横には自動販売機がある。

伊勢原隼人は売店で何かを買うらしい。

「何か不足中なのあったっけなあ」


「アラ、隼人くん。昨日勇人くんがね、シャンプーがないっつってたのよ〜!丁度品切れだったからさあ、今日仕入れてきたのよ〜!」

「後で買うわ。」

「そうかい!あら?彼女かい?」

「可愛いだろー」

いや、付き合ってませんよ。



「隼人くんもこんな可愛らしい彼女を作るようになったのねえ!うふふふ」

伊勢原隼人は自動販売機でコーラを二つ買って、一つあたしにくれた



「ありがとうございます」

「後で体で払ってもらうよ」


いや、遠慮しておきます。
売店を過ぎる。

「個室があるんだよ。ルームメイトと喧嘩した時に個室へ行けるようになってる。まあ…ヤりたい時に行く人が多いけど」

ニヤリと伊勢原隼人が笑う



「隼人って呼べよ」


無理です。せめて先輩って言わせてください。



「あ、ここが個室な。」


ガチャ


あるドアを開ける。


ダブルベッドが一つしかない、シャワー室有の部屋だった。


「シよっか」


「え゛」


ベッドに押し倒される


背中に変な感触がした。


「いってぇぇ〜!!」


この声は聞き覚えがある







「あ、浅岡諒!?」

「この野郎、俺を何だと思ってんだ!」


隼人先輩が電気を付けて、浅岡諒の不機嫌そうな顔が見やすくなる。



「あ、浅岡諒だって何、個室に侵入してんですか!」

「俺は個室の整備点検して疲れたから電気消して寝ようとしただけだ!」


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