Kiss&Love
「未紗ぁ!」


教室に戻ると、愛がいた



「おはよぉ!」

「おはよ」

ぎゅっとお守りを握りしめる


「昨日ね、言い忘れてたんだけどぉ…あたしの部屋番号、204だからいつでも来ていいよ!インターホンが無いからノック無しで入ってきて!」

「わかったぁ!」

決定。昼休みに愛の部屋へ行く。











昼休み



愛はいない




「愛美?多分部屋だよ」



そういう証言を信じ、只今、愛の部屋の前に着きました


よし、カウントダウンと共にドアを強行突破しよう。



5、4、3、2、1、



ガチャ




「ま…!?」



ああああ



そこにあったのはキスシーン



愛と…



あ、浅岡諒?



「○△■◆◇□◎▽▼$¢♀@*☆£★!?」



あたしは意味不明な言葉を発言してから部屋を飛び出す



あ、浅岡諒…だよね?



浅岡諒の…好きな人ってまさか…



柚原愛美!?


胸が痛む




ガチャ



「み、未紗」

「ま、愛…ごめんなさい…」

「いや、いいの!強引にされちゃいそうだったから逆に助かった!」

「…でもあの人…」



「あ、あの人?浅岡先輩っていうんだよ!」



浅岡─────




決定的に浅岡諒だ






いきなり涙が目に溢れて来て…



「ごめんっ!!」



涙が頬を流れる前にあたしはその場から逃げた












あたし…









まさか…







浅岡諒に








恋してる?
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