氷と魔女《specialstory 完結》
もう幕は上がる
「ん…………?」
武藤さんは、少ずつ目を開けて行く。
「気づいた?」
「千草さん…って、何よこれ⁉︎」
「あ、逃げられたら厄介だし…」
「そりゃこれじゃあ逃げられないわ!」
もう、怒らないでよ。
可愛い顔が台無しよ?
「この状況はなんなわけ?」
状況って、そのままなんだけど。
「あなたは今魔法が使えない呪文がかかっている縄に手と足をぐるぐる巻きにされてて…
木の幹にもたれかかって座っている。
私がそれを前に、今から質問をしようとしてる…でどう?」
「冷静に返すな!」
武藤さんが状況を聞いたんじゃん。自己中な。
「まあ、とにかくさ。
いろいろ質問させてもらうよ?
財政大臣の1人娘さん?」
「くっ………」
武藤さんは、少ずつ目を開けて行く。
「気づいた?」
「千草さん…って、何よこれ⁉︎」
「あ、逃げられたら厄介だし…」
「そりゃこれじゃあ逃げられないわ!」
もう、怒らないでよ。
可愛い顔が台無しよ?
「この状況はなんなわけ?」
状況って、そのままなんだけど。
「あなたは今魔法が使えない呪文がかかっている縄に手と足をぐるぐる巻きにされてて…
木の幹にもたれかかって座っている。
私がそれを前に、今から質問をしようとしてる…でどう?」
「冷静に返すな!」
武藤さんが状況を聞いたんじゃん。自己中な。
「まあ、とにかくさ。
いろいろ質問させてもらうよ?
財政大臣の1人娘さん?」
「くっ………」