氷と魔女《specialstory 完結》
3人が私たちに追いつくと
「お前、さっきも言ったけどよ、余裕だからってサボるなよ」
吟はため息まじりに私に言う。
「別に余裕じゃない」
「「「うわ……」」」
3人は冷たい目で私を見る。
吟も肩をすくめて見せた。
え、本当だよ。
ぼーっとしてたらみんなに追いつかれるかもだしね。
この学園って、来ただけでかなり魔力が上がるらしいし。
私も、40万夢じゃないかな?
「はぁ……まあいい。次はただの魔界の文化ってゆう授業だ。
めんどいけど、さっさとその教室に行こーぜ」
吟を先頭に、ぞろぞろみんな進み出す。
4人の楽しそうに話す後ろ姿。
「…………やっぱ、耐えきれないかも、春美」
「……千草?早くおいでよー!」
「あ、うん。行く行く」
私が呟いた言葉は聞こえなかったよね。
夢奈が手招きする方へと小走りで向かう。
こんな日常が、いつまでも続けばいいのに……
そう思ってしまった私は、やっぱり逃げてると思うんだ。
「お前、さっきも言ったけどよ、余裕だからってサボるなよ」
吟はため息まじりに私に言う。
「別に余裕じゃない」
「「「うわ……」」」
3人は冷たい目で私を見る。
吟も肩をすくめて見せた。
え、本当だよ。
ぼーっとしてたらみんなに追いつかれるかもだしね。
この学園って、来ただけでかなり魔力が上がるらしいし。
私も、40万夢じゃないかな?
「はぁ……まあいい。次はただの魔界の文化ってゆう授業だ。
めんどいけど、さっさとその教室に行こーぜ」
吟を先頭に、ぞろぞろみんな進み出す。
4人の楽しそうに話す後ろ姿。
「…………やっぱ、耐えきれないかも、春美」
「……千草?早くおいでよー!」
「あ、うん。行く行く」
私が呟いた言葉は聞こえなかったよね。
夢奈が手招きする方へと小走りで向かう。
こんな日常が、いつまでも続けばいいのに……
そう思ってしまった私は、やっぱり逃げてると思うんだ。