氷と魔女《specialstory 完結》
それから約3ヶ月……ーーー
まあまあ普通の日常を過ごした。
みんなとは一定の距離を保つように、一緒に登下校はしない。
朝食、夕食は一緒だけど。
みんなと遊びに行くこともなかった。てゆうか断った。
ま、少し非日常なんだけど。
反政府軍についてもいろいろあったし。
私にとっての日常は、他人にとっての非日常ってことぐらい、もう分かってる。
それに
私は、『氷の魔法使い』になることもなくなった。
だけど、『政府ほ滅ぼす』という欲望がなくなったわけじゃない。
発作のように、息が苦しくなり、政府の関連物を壊してしまいたいという欲望から逃れられないことも何度かあった。
けど、その度に春美を息も絶え絶えの中呼んで、一緒にいてもらった。
7月17日の午前3時。
今もその欲から、春美のおかげで逃れたところだ。
「……春美、いつもいつもごめんね。特別寮まで決して近いってわけじゃないのに」
私はあがった息を抑えながら春美に言った。
「いいよ、別に。ほうきで全力で行ったら3分ちょい。
空移動もできるしね」
春美は私の背中をさすりながら言った。
春美、空移動得意じゃないのに…無理させちゃってるのかな、やっぱり。
私たちは、私の部屋のベッドの上に座って話していた。
「……それに、最近じゃあ対処法も分かったわけじゃん?」
「…………うん」
そう。
最近になって、私が発作のようなものを起こした時の対処法が分かったのだ。
それは、ある魔法を使うこと。
『スタビリーテ』という神級治癒魔法。
けどこれは、体力を回復させたり、傷を治す魔法じゃない。
『精神安定』の魔法。
精神安定剤みたいな…
まあまあ普通の日常を過ごした。
みんなとは一定の距離を保つように、一緒に登下校はしない。
朝食、夕食は一緒だけど。
みんなと遊びに行くこともなかった。てゆうか断った。
ま、少し非日常なんだけど。
反政府軍についてもいろいろあったし。
私にとっての日常は、他人にとっての非日常ってことぐらい、もう分かってる。
それに
私は、『氷の魔法使い』になることもなくなった。
だけど、『政府ほ滅ぼす』という欲望がなくなったわけじゃない。
発作のように、息が苦しくなり、政府の関連物を壊してしまいたいという欲望から逃れられないことも何度かあった。
けど、その度に春美を息も絶え絶えの中呼んで、一緒にいてもらった。
7月17日の午前3時。
今もその欲から、春美のおかげで逃れたところだ。
「……春美、いつもいつもごめんね。特別寮まで決して近いってわけじゃないのに」
私はあがった息を抑えながら春美に言った。
「いいよ、別に。ほうきで全力で行ったら3分ちょい。
空移動もできるしね」
春美は私の背中をさすりながら言った。
春美、空移動得意じゃないのに…無理させちゃってるのかな、やっぱり。
私たちは、私の部屋のベッドの上に座って話していた。
「……それに、最近じゃあ対処法も分かったわけじゃん?」
「…………うん」
そう。
最近になって、私が発作のようなものを起こした時の対処法が分かったのだ。
それは、ある魔法を使うこと。
『スタビリーテ』という神級治癒魔法。
けどこれは、体力を回復させたり、傷を治す魔法じゃない。
『精神安定』の魔法。
精神安定剤みたいな…