氷と魔女《specialstory 完結》

2人星光る部屋で

「つ、つ、づかれたよぉー」


黒いコートはそのままで、ベッドへ倒れこむ。

現在深夜の1時23分。


作戦会議自体は12時で終わったんだけど、そのあとが問題。



反政府軍も私と春美、そして3幹部だけになると…

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「ちーぐーさーー!あっそびっま、すぉぅ!?」

カエデが大声で私に抱き着いてくるのをいつもながらすれすれでかわす。

そのおかげでカエデは今、こけそうだ。

あれ、持ち直しちゃった。


「フグリが困ってるだろ、カエデ」

「なんだよ!一樹!今はリーダー、フグリじゃなくて千草だし!俺もカエデじゃなくて佑斗だし!」

そう。今はツツジとカエデではなく、一樹と佑斗。

「一樹も佑斗も、千草が好きだからって張り合わないの」

「「別に好きじゃねえから!凛!」」


シランの本名は凛。その凛はまあまあSで、いっつも2人をいじってる。




なんだかんだ仲がいい3幹部。


けど、ONモードとOFFモードの差がデカすぎです。

私も対応困ります。


それに全員美男美女ときた。

見てて少し切ないわぁ。



この3人、作戦会議中は恐ろしいほど真面目なのに。

私にまで敬語なのに。



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