氷と魔女《specialstory 完結》
さよならのテスト
「えーっと。今週はテストですね。
魔界歴史学ではp4〜p28までが範囲となっています。
全部重要なところなので、ちゃんとチェックしておいてくださいね。
特に、魔界の昔話。面白いようですが、奥深い物語ですね。
この昔話からも出ないようで少し出しますから、ちゃんと読んでおくように。
はい、終了!」
そう年配のおじさん先生が言うと、先生は消えてしまった。
同時にクラスはうるさくなる。
みんなテストの話題を言ってる。
うーん…きっと春美、頑張ってるよね。
しかも、上がっても下がってもいけないんだもん。10位キープってなかなか難しいよね。
私は多分…大丈夫。
一応、今日帰ったら全範囲見て見るけど。
「千草」
ふと私を呼ぶ声が聞こえて、顔を上げた。
「……冷夜」
そこには無表情のまま私を見下ろす冷夜の顔があった。
「ちょっと来て。話がある」
「あ、あぁ。うん」
冷夜はさっさと教室を出て行く。
まあ、10分時間があるしね。間に合うでしょ。
魔界歴史学ではp4〜p28までが範囲となっています。
全部重要なところなので、ちゃんとチェックしておいてくださいね。
特に、魔界の昔話。面白いようですが、奥深い物語ですね。
この昔話からも出ないようで少し出しますから、ちゃんと読んでおくように。
はい、終了!」
そう年配のおじさん先生が言うと、先生は消えてしまった。
同時にクラスはうるさくなる。
みんなテストの話題を言ってる。
うーん…きっと春美、頑張ってるよね。
しかも、上がっても下がってもいけないんだもん。10位キープってなかなか難しいよね。
私は多分…大丈夫。
一応、今日帰ったら全範囲見て見るけど。
「千草」
ふと私を呼ぶ声が聞こえて、顔を上げた。
「……冷夜」
そこには無表情のまま私を見下ろす冷夜の顔があった。
「ちょっと来て。話がある」
「あ、あぁ。うん」
冷夜はさっさと教室を出て行く。
まあ、10分時間があるしね。間に合うでしょ。