氷と魔女《specialstory 完結》

最終作戦会議

「…作戦会議を始めます。フグリリーダー。前へ」


「はい」

春美の凛とした声にへんじをして、私は100人にも及ぶ人たちの前に立ち、口を開ける。



「みなさん。これは、最終作戦会議となります。
次回、みなさんと顔を合わせる時は…実戦時となります」


私の言葉に、反政府軍のみんなはざわつく。


「静粛に!」


カエデが叫ぶと、一瞬で静かになった。



「そのために、今日1日でもう1度最初っから作戦練り直します。
1日がかりで…みなさん、覚悟はいいですね?」


『はい!』




私は少し微笑み、うなずく。




そしてもともと座っていた席へと向かって、座った。




「それでは、今からカエデ、シラン、ツツジを筆頭に各班作戦を最初っから話し合い、紙にまとめてください。
それを、私かフグリリーダーに見せるように。

3幹部、みなさん。移動してください」


春美がそう言うと、みんな静かに歩き出した。

そして最終的には3つのかたまりができていた。



「救護班、揃いました!」

シランが大きい声で報告した。

「戦闘班、揃いましたー!」

カエデの元気な声も同じように報告した。

「あー…みんな、いるね。
サポート班、揃いました」

ツツジの声も…



「では!各班作戦会議を開始!」



春美の声に、一斉に部屋は騒がしくなった。



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