氷と魔女《specialstory 完結》
頼りになるなぁ。

でも、2人ともほうきなんだよね。

だから当然私や春美よりはスピード遅いわけで。

狙われやすそうかも。


「じゃあ、カエデ!
私たちはあそこら辺にいる数百人の奴ら、倒しに行こう!
先行くよ!
……では、隊長。さよなら」

シランはすぐほうきを飛ばした。

「あ、ちょまっ!
ごめ、隊長!シランせっかちすぎ!
バイバイ!じゃなくて…あーもーいいやなんでもー!」

その後をカエデが追って行く。

2人は小さな森っぽいところにいる人たちのところへ行ったみたい。

いや、それはいいんだけど…なんか、嫌な予感がする。

『……では、隊長。さよなら』



シランがさっき私に言った言葉。

なぜあの時…


シランは悪魔のように微笑んだの?



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