氷と魔女《specialstory 完結》
現に、大樹は今さっきと別の場所にいた。
息切れは止まらない。
回復魔法を使う暇なんてない。
けど、なにより1番痛かったのは
みんなが、4人が。
私の敵となり、それを認め、私に牙を剥いたこと…
その心の痛み。
かつて一緒に笑いあっていた5人は
敵同士となったんだ。
それが悲しくて辛くて苦しくて。
目頭がふっと熱くなる。
やめて。
これ以上攻撃しないで!
前みたいに戻りたいよ…
そんな思いが届くわけない。
全ては私が原因なのだから。
私がこの戦いを生んだんだ。
けど、やっぱり…
辛いよ。
そんな感情を私は奥に押し込んだ。
「闇玉千里(うんだませんり)!」
私の杖から小さい闇玉が光の顔へとものすごい速さで迫って行く…!
「ふんっ」
光はそれを杖で軽く押しやった。
そう。その闇玉自体は初級中の初級魔法。
はっきりいって杖で簡単にあしらえるほど。
でも私が言ったのは…
『神級魔法』!
「行け!」
私が叫ぶとさっき光に飛ばされた闇玉はでかくなる。
そして一気に分散し、数え切れないほどの闇玉が光に襲いかかる…!
これで、終わりだ……‼︎‼︎
息切れは止まらない。
回復魔法を使う暇なんてない。
けど、なにより1番痛かったのは
みんなが、4人が。
私の敵となり、それを認め、私に牙を剥いたこと…
その心の痛み。
かつて一緒に笑いあっていた5人は
敵同士となったんだ。
それが悲しくて辛くて苦しくて。
目頭がふっと熱くなる。
やめて。
これ以上攻撃しないで!
前みたいに戻りたいよ…
そんな思いが届くわけない。
全ては私が原因なのだから。
私がこの戦いを生んだんだ。
けど、やっぱり…
辛いよ。
そんな感情を私は奥に押し込んだ。
「闇玉千里(うんだませんり)!」
私の杖から小さい闇玉が光の顔へとものすごい速さで迫って行く…!
「ふんっ」
光はそれを杖で軽く押しやった。
そう。その闇玉自体は初級中の初級魔法。
はっきりいって杖で簡単にあしらえるほど。
でも私が言ったのは…
『神級魔法』!
「行け!」
私が叫ぶとさっき光に飛ばされた闇玉はでかくなる。
そして一気に分散し、数え切れないほどの闇玉が光に襲いかかる…!
これで、終わりだ……‼︎‼︎