氷と魔女《specialstory 完結》
職員室で先生たちに挨拶をしてから、私の新たなクラスへと案内された。


「ここが君のクラス。編入テスト、かなり良かったからこのクラスになったんだ」


まだ若い、百瀬先生に案内される。


『Sクラス』と書かれたプレートを見る。

自然と笑みがこぼれた。


先生が先に入る。

中で先生が「2学期初日だが、今から編入生を紹介するぞー」と言ったのが聞こえる。
「入れ」と言う声に私は勢いよくドアを開ける。





懐かしいSクラス生徒。





期待に満ち溢れた顔で私を迎えてくれた。

窓側1番後ろの席。

ぽっかりを空いた席を見る。


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