氷と魔女《specialstory 完結》
2学期の初日らしい今日は、放課後暇だった。


5人に誘われた私は今街中を6人で歩いてる。



6人で話していた途中、ある男女2人とすれ違った。




1人は金髪で優しい笑顔を浮かべている同い年ぐらいの男の子。
もう1人は可愛い優しそうな女の子。

女の子が「良弥、次どこ行きたいー?」と言って後ろの方へ行ってしまった。


「ただいま…か」



「どうした?さっきからつぶやいたり人見てニヤニヤして」

「ううん。なんでもない!」

「ねえ、そんなことより学校でなんで俺の名前…」

「あー!5人もう先行っちゃってる!走ろー!」

「あ、おい待て…!」


慌てる吟の手を引っ張って私は叫んだ。




< 283 / 316 >

この作品をシェア

pagetop