氷と魔女《specialstory 完結》
俺が引いたクジと駿太が引いたクジが最後だったらしく。


クラスの盛り上げ担当的な奴らが「いっせーのーでっ‼︎」と叫ぶ。


席に戻る暇さえなかった俺らは席に戻りながら、歩きながら開いた。



「おー…俺、また1番後ろだわ。良弥は?」

「俺も1番後ろ。窓側から2番目」

「お、俺3番目だわ……あれ?俺、1つ横にズレるだけじゃね?…つまんねぇ」


苦笑し合いながら荷物を持ち、移動する。


今まで近かった奴らが一気に離れたり案外近かったり、今まで大して話したことない奴が近くなったりと見事なシャッフル感…駿太以外は。


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