氷と魔女《specialstory 完結》
ミウは無自覚だし…そこが女子にもなぜか理解され、嫌われないらしい。
優しいところやわざとらしくないところとか…女子もわかるんだな。
「あ?俺…は医者だよ」
「へぇ!医者‼︎なんで?やっぱりお父さんの影響?」
ミウとマヤは仲がいい女子になって、よく駿太と4人で話す。
その時に親の話をしたことがあった。
「それもある…けど。もう1つあるんだよ」
「へぇ〜!なぁに!教えて!」
忘れかけてたけど…なんでだろう、ミウのその言葉が聞こえた瞬間、ふっと思い出した。
「…昔好きだった人さ。
小さい時、なんでかわからないけどよく傷ができてるんだ。あ、もちろん虐待とかでできる傷じゃねえぞ?
どっちかっていうと…まるで喧嘩とか、たたかったあと…みたいな」
俺は昔好きだった人を思い出すように話し始めた。
名前も、顔も思い出せない…けど、なんでか、夢の動機だけは覚えてる。
「そいつを守りたいって…治したいって思ったんだよ。
天使みたいな笑顔のやつだったな…今はいなくなったけど。
だから…意味ないのかな、この夢も」
俺がそう言うと、ミウは…だんまり状態。
こ、こんなしめっぽい話したからか…!
「ご、ごめんなミウ!急に重い話になっ……て」
ミウは…なんでだ?
なんでかわかんないけど、泣いていた。
優しいところやわざとらしくないところとか…女子もわかるんだな。
「あ?俺…は医者だよ」
「へぇ!医者‼︎なんで?やっぱりお父さんの影響?」
ミウとマヤは仲がいい女子になって、よく駿太と4人で話す。
その時に親の話をしたことがあった。
「それもある…けど。もう1つあるんだよ」
「へぇ〜!なぁに!教えて!」
忘れかけてたけど…なんでだろう、ミウのその言葉が聞こえた瞬間、ふっと思い出した。
「…昔好きだった人さ。
小さい時、なんでかわからないけどよく傷ができてるんだ。あ、もちろん虐待とかでできる傷じゃねえぞ?
どっちかっていうと…まるで喧嘩とか、たたかったあと…みたいな」
俺は昔好きだった人を思い出すように話し始めた。
名前も、顔も思い出せない…けど、なんでか、夢の動機だけは覚えてる。
「そいつを守りたいって…治したいって思ったんだよ。
天使みたいな笑顔のやつだったな…今はいなくなったけど。
だから…意味ないのかな、この夢も」
俺がそう言うと、ミウは…だんまり状態。
こ、こんなしめっぽい話したからか…!
「ご、ごめんなミウ!急に重い話になっ……て」
ミウは…なんでだ?
なんでかわかんないけど、泣いていた。