氷と魔女《specialstory 完結》
*夕日と2つの影
*
_________________
例え君が別の人を選んでも
私が口出しできるわけないってことぐらい、
もう、分かってたんだよ
_________________
「千草!早く用意しろよ!」
「ちょ、待ってよ!
まだ10時まで15分あるじゃん!」
「もう俺終わったし」
「私は終わってないの!」
七月某日。
最近蒸し暑くてたまらない。
夏真っ盛りのこちら(人間界)では、皆々が夏に浮かれてる。
夏休みに入り、より一層。
…かくいう私も、そのうちの1人なのだった。
「お待たせ、吟!」
「よし、行くか」
「うん!」
とある世界のとある国の、
とある街にある1つの寮。
私たちは『外出許可』をもらい、
滅多に出ることない、街へと繰り出すのだ。
_________________
例え君が別の人を選んでも
私が口出しできるわけないってことぐらい、
もう、分かってたんだよ
_________________
「千草!早く用意しろよ!」
「ちょ、待ってよ!
まだ10時まで15分あるじゃん!」
「もう俺終わったし」
「私は終わってないの!」
七月某日。
最近蒸し暑くてたまらない。
夏真っ盛りのこちら(人間界)では、皆々が夏に浮かれてる。
夏休みに入り、より一層。
…かくいう私も、そのうちの1人なのだった。
「お待たせ、吟!」
「よし、行くか」
「うん!」
とある世界のとある国の、
とある街にある1つの寮。
私たちは『外出許可』をもらい、
滅多に出ることない、街へと繰り出すのだ。