氷と魔女《specialstory 完結》

馴れ合いは無用

「他の4人って誰なのかなぁ」

まあ当然といえば当然の疑問が生まれる。

関わりたくないのが山々なんだけど…

もし親が政府だったら…
いくら子供でも、容赦はしない。



いずれ敵になるしね。





「ねえ、ちょっとそこの銀髪さん」

………失礼だなー結構気にしてるのに。

私は無表情のまま後ろを振り返る。

「みんな、もう中に入ってる。
君もSの、上位5位の中でしょ?」


私は頷いた。


私より10cm程背が高い…170と少しぐらい?


髪の毛は茶色で、目の色も茶色。

細身で、まあまあ顔はかっこいい。

これは、モテる男子だわ、絶対。


「じゃあ、中に入ろう」


私は背を向けた男子について、『特別寮』に入った。

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