氷と魔女《specialstory 完結》
「ブラックアイス・インパクト」

杖を上から下へと振りながら、私は狂気の笑顔で呟いた。



空から、無数の氷が降ってくる…

とてもとてもでかい氷…

真っ暗な、闇の色をした棒状の巨大氷が、私の横をすり抜けて、落ちていった。



ドガアァァァァン








下にあった建物が、氷の下敷きとなる。


「…天罰」



私はそう呟くと…

魔力の無駄だと分かっていても、ほうきに乗る気にはならなかったから


「……空移動」



そう、魔界警察が来るのを横目に呟いた。



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