氷と魔女《specialstory 完結》
気づいた時には、部屋のベッドの上だった。



窓が開いていたから、朝だということはすぐに分かった。





時刻は8時8分23秒
学校に行けば良いのが8時30分




無心で髪の毛をとき、学校の用意をして、制服を着た。



ベッドの端に脱ぎ捨てられた黒のコートをハンガーにかける。





途端、私はその場に膝から崩れ落ちた。




『何てことをしてしまったのか』

『これでは立派な犯罪者』

『もう引き戻せない』

『復讐のためなら仕方が無い』

『とるべき命』






頭の中にぐるぐるぐるぐるいろんな言葉が飛び交う…



その中に

私の本当の思ってることが1つ。


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