氷と魔女《specialstory 完結》
「む、武藤春美です!
ギリギリSクラスだったし、いたしかねないところもあると思いますけど…

よろしくお願いします!」


いやぁ…
純粋って、いいなあ…

かわいいな、春美ちゃん。





その後も、どんどん自己紹介していった…んだけど…




美男美女勢ぞろいじゃない?私以外のクラスメイト。
浮いてる。絶対的に浮いてる。

目立ちたくありません。浮くとかで目立ちたくもありません。

「おい!」

はあ…なんかここでやっているか心配になって来た…

「おい!」


あ、そういえば今日は天気がいいなあ…



「おい!
御垣千草!聞いてるか!」


はい?
急になんですか、先生?


それを訴えかけるように、先生の目を見る。
先生は呆れた顔で

「次お前だ」

と言った。

あれ、いつの間に…
確かに、吟の自己紹介がぼーっとしてる時にあった気もするなあ…





もしかしてずっと呼んでいた感じ…?
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