恋愛方程式



〜放課後〜


『月香〜?仲直りできた?』


帰りの支度をした紗世がこちらへ向かってきながら

「うん、まぁ…なんといいますか…笑ってはくれた!」


と紗世に向かって笑った。





『おい、これ』


紗世の後ろから沢田君が来て


「ど…どういたしましたか…」


何いってんだろ…(泣)
と、沢田君の手をみるとタオルが。

『さっきはお礼も言ってなかったし、ありがとな…』


気まずそうに渡してくれたタオルをみて私と紗世は笑った。
でも、かわいかったから


『ちょ、なんで笑うんだよ!』

「ん、なんでもないよ?で…あの、お友達に…なりたいのですが…」


『(お…月香が珍しい。)』

ドキドキしながら返事を待つと…



< 20 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop