照らす光
「夏木莉子ちゃん???」
悩み込む私に話しかけてきたのは、見知らぬ男の人。
誰だ、コイツ??
「そーだけど、アンタ誰?」
「まー、それはさておき。夏木ちゃんが待ち合わせしてる人、違うところで待ってるからそこへ連れて行くよ。おいで」
私の手首を掴んでズカズカ進んでいく見知らぬ男。
でも先輩の知り合いに違いないだろうから、心配はしてない。
先輩の友達なら、きっと良い人なはずだ。
「先輩はどこにいんの?」
「気持ちいいとこ!!!ま、着いてこい」
気持ちいいとこって、屋上とかかな??