忘れた
突然の訪問者
*
あれから5日。
あの日の出来事は、意外とトラウマになっていたようで。あたしは、ずっと部屋に引きこもっていた。
どこにも出かけたくない。
両親はあたしの異変に気づいていない。だってほとんど家にいないから。
お盆にも仕事が入るなんて、どんだけ忙しいの? そんなに大事な仕事なの? 別にいいけど。
ツクツクボウシが鳴いている。
夏休みも残り1週間。去年に引き続き、今年もこれといって思い出がない。
あーあ。
あたしの高校生活、こんなんで終わっていくのかな。なんか虚しい…
ピンポーン
呼び鈴が鳴った。健斗は今は出かけていて、家はあたし1人だけだ。
仕方なく、あたしは玄関へ向かった。
ガチャ
あれから5日。
あの日の出来事は、意外とトラウマになっていたようで。あたしは、ずっと部屋に引きこもっていた。
どこにも出かけたくない。
両親はあたしの異変に気づいていない。だってほとんど家にいないから。
お盆にも仕事が入るなんて、どんだけ忙しいの? そんなに大事な仕事なの? 別にいいけど。
ツクツクボウシが鳴いている。
夏休みも残り1週間。去年に引き続き、今年もこれといって思い出がない。
あーあ。
あたしの高校生活、こんなんで終わっていくのかな。なんか虚しい…
ピンポーン
呼び鈴が鳴った。健斗は今は出かけていて、家はあたし1人だけだ。
仕方なく、あたしは玄関へ向かった。
ガチャ