忘れた
でも、知り合って、姉ちゃんとは全然違うって分かった。
姉ちゃんは気が強くて、ちょっと自己中なところがあった。
だけど奈緒は、俺が支えてやらないとすぐに自信をなくしてしまう。守ってやりたいって思えるんだ。
奈緒の声を聞くと、疲れも吹き飛ぶんだ。会いたいっていつも思った。
でもさ、奈緒はそんなに会いたくないみたいだったから、無理に会いに行かなかったんだ。
そんなことない?
でも俺にはそう聞こえた。そう? だったらこれからは毎日会いに行くよ。
俺は大丈夫だから。心配するな。
*
「奈緒、泣きすぎ…」
「だって…勇介にそんな過去があったなんて知らなくて…無理に訊いてごめんなさい」
奈緒は涙で顔がぐしょぐしょだ。
俺のために泣いてくれるなんて…
俺はたまらなくなって、奈緒をぎゅっと抱きしめた。
姉ちゃんは気が強くて、ちょっと自己中なところがあった。
だけど奈緒は、俺が支えてやらないとすぐに自信をなくしてしまう。守ってやりたいって思えるんだ。
奈緒の声を聞くと、疲れも吹き飛ぶんだ。会いたいっていつも思った。
でもさ、奈緒はそんなに会いたくないみたいだったから、無理に会いに行かなかったんだ。
そんなことない?
でも俺にはそう聞こえた。そう? だったらこれからは毎日会いに行くよ。
俺は大丈夫だから。心配するな。
*
「奈緒、泣きすぎ…」
「だって…勇介にそんな過去があったなんて知らなくて…無理に訊いてごめんなさい」
奈緒は涙で顔がぐしょぐしょだ。
俺のために泣いてくれるなんて…
俺はたまらなくなって、奈緒をぎゅっと抱きしめた。