忘れた
麗は先輩、舞花と里美は同学年の他クラスに、彼氏がいる。
時々ノロケ話をし出す3人を見ていると、彼氏っていいな、と思う。
でも、あたしは公園でのことがあってから、男の人が苦手だ。
この間男子たちに囲まれたとき、少し怖いと思ったし、連絡先を交換したのだって、舞花が勧めたからだった。
そういえば、勇介を怖いと思ったことはない。
勇介は恩人だし、優しいし、信じられる。だからだろうか。
「奈緒は? 今まで何人と付き合ったの?」
「え? あたし?」
あ、話題変わったんだ。ボーッとしてて聞いてなかった。
「あたしは彼氏出来たことないんだ。彼氏いない歴が年齢の人だから」
そう言うと、みんなは驚きを隠せない様子だ。
「じゃあ告られたことは?」
梨沙が訊く。
「うーん、そんなようなのは何回か。でもからかわれてるだけだと思って、無視しちゃった」
時々ノロケ話をし出す3人を見ていると、彼氏っていいな、と思う。
でも、あたしは公園でのことがあってから、男の人が苦手だ。
この間男子たちに囲まれたとき、少し怖いと思ったし、連絡先を交換したのだって、舞花が勧めたからだった。
そういえば、勇介を怖いと思ったことはない。
勇介は恩人だし、優しいし、信じられる。だからだろうか。
「奈緒は? 今まで何人と付き合ったの?」
「え? あたし?」
あ、話題変わったんだ。ボーッとしてて聞いてなかった。
「あたしは彼氏出来たことないんだ。彼氏いない歴が年齢の人だから」
そう言うと、みんなは驚きを隠せない様子だ。
「じゃあ告られたことは?」
梨沙が訊く。
「うーん、そんなようなのは何回か。でもからかわれてるだけだと思って、無視しちゃった」