忘れた
本番
*
「で? その後は?」
「何にもないよ」
そう言って、あたしはパクッと玉子焼きを頬張った。
あたしの言葉に、落胆する女子たち4人。舞花、里美、麗、梨沙だ。
あたしは彼女たちに、昨日あった一部始終を報告した。
「ご飯食べて、テレビ見て、ちょっと喋って、寝た」
「もちろん一緒に寝たんだよね?」
と舞花。
「ううん、別だよ。あたしは一緒に寝よって言ったんだけど、勇介がね、理性飛ぶからって断られちゃった」
照れながら言うと里美が、飛んじゃえばよかったのに、と呟いた。
「だって好き同士で付き合ってるなら、いいんじゃないの?」
「あたしもそう思う」
梨沙が賛同する。
「梨沙まで…あんなに心配してくれたじゃんか」
「あたしが心配だったのは、無理やりされるんじゃないかってこと。
奈緒が好きならあたしは止めないよ」
「で? その後は?」
「何にもないよ」
そう言って、あたしはパクッと玉子焼きを頬張った。
あたしの言葉に、落胆する女子たち4人。舞花、里美、麗、梨沙だ。
あたしは彼女たちに、昨日あった一部始終を報告した。
「ご飯食べて、テレビ見て、ちょっと喋って、寝た」
「もちろん一緒に寝たんだよね?」
と舞花。
「ううん、別だよ。あたしは一緒に寝よって言ったんだけど、勇介がね、理性飛ぶからって断られちゃった」
照れながら言うと里美が、飛んじゃえばよかったのに、と呟いた。
「だって好き同士で付き合ってるなら、いいんじゃないの?」
「あたしもそう思う」
梨沙が賛同する。
「梨沙まで…あんなに心配してくれたじゃんか」
「あたしが心配だったのは、無理やりされるんじゃないかってこと。
奈緒が好きならあたしは止めないよ」