忘れた
「ポニーテールにしようよ」


「うん、そうしよ。じゃあサイドは編み込んじゃう?」


「あたしポニーテール出来るかな。髪が短いから」


「あー、ギリギリ出来るんじゃない?」


1番髪の短い舞花も、なんとかポニーテールに出来そうだった。


こうして、明日の髪型が決定した。


その後、舞花と里美は彼氏の元へ行ってしまい、3人になったあたしたちは、麗の彼氏、若山先輩の話で盛り上がっていた。


若山先輩は男子バドミントン部の部長だ。


告白は麗から。部活終わりに部室に呼んで、好きだと伝えたらしい。


「チューは? チューは?」


梨沙、グイグイ聞き過ぎ。


「したよお」


「まじーッ? 詳しく、詳しーく教えて」


「もー、奈緒、梨沙をなんとかして」


そんなこんなで時間はあっという間に過ぎ、大縄の練習を開始する合図が鳴った。

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