忘れた
「行ってらっしゃーい」
梨沙と別れ、あたしは麗と大縄の練習場所へ向かった。
「せーのっ」
「いち、にー、さんっ」
あー、と落胆の声が上がる。誰かが引っかかったらしい。
その後も何回か練習を続けるが、今日はみんなも調子が悪いようで、5回すら続かなかった。
その失敗の内の1回は、あたしのせいだ。
気を引き締めて、頑張ろう。
「せーのっ」
「いちっ」
やばい、あたしがまた引っかけてしまった。これで2回目。
「本当にごめんなさい」
「また東さん? もう、いい加減にしてよね」
そう文句を言ったのは、学級委員の日下(くさか)さん。
まるで、今までの失敗が全部あたしのせいみたいな言い方だ。
「みんなも、またかよって思ってんでしょ」
クラスのみんなに語りかける日下さん。
梨沙と別れ、あたしは麗と大縄の練習場所へ向かった。
「せーのっ」
「いち、にー、さんっ」
あー、と落胆の声が上がる。誰かが引っかかったらしい。
その後も何回か練習を続けるが、今日はみんなも調子が悪いようで、5回すら続かなかった。
その失敗の内の1回は、あたしのせいだ。
気を引き締めて、頑張ろう。
「せーのっ」
「いちっ」
やばい、あたしがまた引っかけてしまった。これで2回目。
「本当にごめんなさい」
「また東さん? もう、いい加減にしてよね」
そう文句を言ったのは、学級委員の日下(くさか)さん。
まるで、今までの失敗が全部あたしのせいみたいな言い方だ。
「みんなも、またかよって思ってんでしょ」
クラスのみんなに語りかける日下さん。