オレンジ。
森田「おれ・・・。」
また沈黙。
カンカンカンカン
踏み切りの遮断機が降りてきて
電車が通った。
あき「森田くん。なにか言いかけたよね?」
森田くんは黙ったままだった。
ちょっとしたら口を開いた。
森田「ううん!やっぱ同じクラスが
いいなってさ!」
ニコッと笑った森田くん。
夕日が森田くんの後ろで落ち始めてて
森田くんの顔が良く見えなかった。
あき「そうだね!」
私は笑顔で答えた。
森田くんと踏み切りを過ぎた所で
お別れをした。
森田「また、新学期な!」
あき「うん!!新学期!!新しいクラスで!!」
私達は笑顔でお互いの姿が
見えなくなるまで手を振り合った。