オレンジ。






森田「おれ・・・。」




また沈黙。




カンカンカンカン




踏み切りの遮断機が降りてきて
電車が通った。





あき「森田くん。なにか言いかけたよね?」





森田くんは黙ったままだった。



ちょっとしたら口を開いた。




森田「ううん!やっぱ同じクラスが
いいなってさ!」



ニコッと笑った森田くん。



夕日が森田くんの後ろで落ち始めてて
森田くんの顔が良く見えなかった。






あき「そうだね!」



私は笑顔で答えた。





森田くんと踏み切りを過ぎた所で
お別れをした。





森田「また、新学期な!」



あき「うん!!新学期!!新しいクラスで!!」




私達は笑顔でお互いの姿が
見えなくなるまで手を振り合った。







< 18 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop