オレンジ。




キーンコーンカーンコーン





遠くからチャイムが聞こえた。






あき「あっ!ごめんなさい!私急ぐんで!!
あ、てか高堀中の生徒ですよね?
遅刻ですよ!」



男の子「え、本当?走ろっか!」



私と男の子は2人で学校まで走った。

走ってる間、男の子は私の
サブバッグまで持ってくれた。




そしてなんとか朝の会まで間に合ったけど
先生廊下とかで待ち伏せしてんだろうな〜。





男の子「疲れたね〜。」

あき「う、うん。」

もう疲れすぎて喋るのがしんどい。

汗もかいちゃったし、
走ってるところたぶん見られちゃったし。
恥ずかしい〜よ。最悪だー!!






きっと顔真っ赤だよね?
恥ずかしがってるし、なにこれ。


私は男の子に目をチラッと向けてみた。




鞄からタオルをだしていた。




そうだ。私もタオル持ってたよね。



鞄を開けて確認してみると
タオルがなかった。




あき「うそ!」


男の子「?・・・どーしたの?」



あき「タオル、家に忘れちゃったみたい。
寝坊しちゃったからだ〜。」





もぉ〜!尚更汗が出てきた。

何か今日いちだんと暑く感じるし。




仕方ないか〜。




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