オレンジ。






初めて会った人なのに。


歳も名前も知らない人なのに。



なぜか私はドキドキしているのが分かった。




あき「・・・あ、りがとぅ・・・。」



男の子「ん?ああ、いいよ。
それより行かなくていいの?」



時計を見ると朝の会が
始まる時間の3分前だった。





あき「うそ!やばい!あたし行くね!ありがとう!」



そう言って私は走って自分のクラスに向かった。




途中先生に見つかって
軽く怒られちゃったけど
見逃してもらって
教室に入って席についた。






ホッと一安心して机に顔をうずめた。





?「おはよう、あき」



小さな声で挨拶してくれたのは
斜め前の席のゆい。
2年で仲良くなった友達。




< 5 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop