幸せを、君に。


「…だから?

どうせ旦那と喧嘩した、とかだろ?」


俺にはなにも関係ない。


「それでさ、小宵ちゃん元気ないのかなって思って…

気になったから来週会おうってなった。」


「ふぅん。」


「…それだけ。

お前も来る?」


「は?

行かねーよ、馬鹿じゃねーの。」


俺はグラスに入っていた酒を一気に飲み干した。




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