幸せを、君に。


支度が終わった小宵が部屋から出てきた。


小宵を乗せてバイト先まで送った。


「…俺んち来れるだろ?

鍵渡しとくから。」


「えっ…あの…」


「じゃ。」


戸惑う小宵に鍵を渡し、俺はひとまず家に帰ってから会社に向かった。




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