幸せを、君に。


一人で静かに飲んでいると、小宵たちが帰ってきた。


コンビニの袋だけを置いて、小宵はそそくさと部屋に入ってしまった。


「なぁ、小宵ちゃん…なんか変じゃね?」


「どこが?」


「なんつーか…

上の空…っていうか…」


「別に…気になんないけど?」


「お前が冷たくし過ぎるのがいけないんだろ?

そのせいだよ。」


確かに、俺のせいかもしれないけど…


どうしていいか分かんないし…。




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