サヨナラなんて言わせない
ふざけてるのか?と思わず出そうになった言葉を呑み込む。
カナの表情は全く冗談なんか言っていない。真剣そのものだ。
だって、嘘だろう・・・?
なんでこの俺のために、森さんだけじゃなくお前まで?
どうして俺のためにここまでしてくれるんだ!
「資金もそれなりに貯めてるから大丈夫よ。全部ってわけにはいかないけど、あんたの才能があればすぐに元も取れるでしょ?男を見せなさいよ?!」
そう言って不敵に笑うカナが段々霞んでいく。
あ、あれ、どうしたんだ俺・・・
「やだ!司ってばもしかして泣いてる?!やだ~!あんたの涙なんて初めて見るかも!写真撮らなきゃっ」
俺は知ってる。
きゃいきゃいはしゃぐお前の目元だって本当は潤んでたってことを。
・・・・・あぁ、涼子。
俺は本当に幸せ者だ。
君をあんな目に遭わせたのに、こんな俺を信じて支えてくれる仲間がいる。
俺は必ず君を取り戻しに行く。
君に恥じないような立派な男になって、必ず君を迎えに行く。
その時二人であの夢を叶えよう_____
カナの表情は全く冗談なんか言っていない。真剣そのものだ。
だって、嘘だろう・・・?
なんでこの俺のために、森さんだけじゃなくお前まで?
どうして俺のためにここまでしてくれるんだ!
「資金もそれなりに貯めてるから大丈夫よ。全部ってわけにはいかないけど、あんたの才能があればすぐに元も取れるでしょ?男を見せなさいよ?!」
そう言って不敵に笑うカナが段々霞んでいく。
あ、あれ、どうしたんだ俺・・・
「やだ!司ってばもしかして泣いてる?!やだ~!あんたの涙なんて初めて見るかも!写真撮らなきゃっ」
俺は知ってる。
きゃいきゃいはしゃぐお前の目元だって本当は潤んでたってことを。
・・・・・あぁ、涼子。
俺は本当に幸せ者だ。
君をあんな目に遭わせたのに、こんな俺を信じて支えてくれる仲間がいる。
俺は必ず君を取り戻しに行く。
君に恥じないような立派な男になって、必ず君を迎えに行く。
その時二人であの夢を叶えよう_____