サヨナラなんて言わせない
はっきりそう言い切った俺に奏多は驚きのあまり固まっている。
しばらくするとようやく我に返ったのか慌てて口を開いた。
「そ、そっか・・・。なんか司がそこまで言うなんてあまりにも驚いちゃって。そっか、そうなんだ。司をそこまで変える子なんだもん、きっと素敵な子なんだろうね」
「あぁ。俺もはじめのうちはどうしても色々考えたけど・・・もうすぐ卒業だし、このまま離れたくないんだ。だから告白するよ」
「えっ、司が?!」
「あぁ。その子、俺のことまだそういう対象で見てないんだ。でも好意を持ってくれてるのは間違いない。だから押して押して押しまくることに決めた」
次から次に飛び出してくる俺らしからぬ発言に、奏多はついに手に持っていたグラスを落としてしまった。
「おい!大丈夫か?・・・割れてはないみたいだな・・・って、おわっ!!」
「凄いっ!凄いよ司!とうとう司にもそんな子ができたなんて!
私・・・・嬉しいっ!!」
奏多は突然立ち上がるとガバッと俺に抱きついてきた。奏多のバイト先のバーにいる全ての人の視線が俺たちに降り注ぐ。
悪いが俺はそんな趣味はないっ!!必死でもがくが、なんだかんだでこいつも体は男。簡単に引き剥がすことができない。
「うまくいくように祈ってるから・・・!」
その言葉で俺の体から力が抜けていく。
こいつもずっと俺のことを心配してくれていたんだ。
「・・・あぁ。いい報告を待ってろ」
俺の言葉でようやく体を離した奏多は弾けるような笑顔を見せた。
しばらくするとようやく我に返ったのか慌てて口を開いた。
「そ、そっか・・・。なんか司がそこまで言うなんてあまりにも驚いちゃって。そっか、そうなんだ。司をそこまで変える子なんだもん、きっと素敵な子なんだろうね」
「あぁ。俺もはじめのうちはどうしても色々考えたけど・・・もうすぐ卒業だし、このまま離れたくないんだ。だから告白するよ」
「えっ、司が?!」
「あぁ。その子、俺のことまだそういう対象で見てないんだ。でも好意を持ってくれてるのは間違いない。だから押して押して押しまくることに決めた」
次から次に飛び出してくる俺らしからぬ発言に、奏多はついに手に持っていたグラスを落としてしまった。
「おい!大丈夫か?・・・割れてはないみたいだな・・・って、おわっ!!」
「凄いっ!凄いよ司!とうとう司にもそんな子ができたなんて!
私・・・・嬉しいっ!!」
奏多は突然立ち上がるとガバッと俺に抱きついてきた。奏多のバイト先のバーにいる全ての人の視線が俺たちに降り注ぐ。
悪いが俺はそんな趣味はないっ!!必死でもがくが、なんだかんだでこいつも体は男。簡単に引き剥がすことができない。
「うまくいくように祈ってるから・・・!」
その言葉で俺の体から力が抜けていく。
こいつもずっと俺のことを心配してくれていたんだ。
「・・・あぁ。いい報告を待ってろ」
俺の言葉でようやく体を離した奏多は弾けるような笑顔を見せた。