サヨナラなんて言わせない
あの日から、俺はどんなに振り払おうとしても消えてくれない見えない恐怖に怯えるようになった。
彼女は以前と何一つ変わっていないというのに、
俺だけが一方的に不安になっている。
あの時だってそうだった。
高校の時、俺の中で言葉にできない違和感が生まれた。
だがその違和感は後に的中してしまった。
彼女と涼子は違う。
全く違う。
母や由梨のようなことには絶対にならない。
それだけは信じている。
俺の中に芽生えたのも涼子に対する違和感なんかじゃない。
彼女は何も変わってなどいないのだから。
じゃあこの不安の正体は一体何だというのか。
・・・そう、俺は自分に自信がないのだ。
彼女が俺の元にずっといてくれるという自信が。
彼女は以前と何一つ変わっていないというのに、
俺だけが一方的に不安になっている。
あの時だってそうだった。
高校の時、俺の中で言葉にできない違和感が生まれた。
だがその違和感は後に的中してしまった。
彼女と涼子は違う。
全く違う。
母や由梨のようなことには絶対にならない。
それだけは信じている。
俺の中に芽生えたのも涼子に対する違和感なんかじゃない。
彼女は何も変わってなどいないのだから。
じゃあこの不安の正体は一体何だというのか。
・・・そう、俺は自分に自信がないのだ。
彼女が俺の元にずっといてくれるという自信が。