君のそばにいたい
家族だよ

「白浜中なら家近いのか?俺綾南中だけど」

「家って言っても少し広い孤児院よ」

私はろくさすと言うハンドルネームを持つ少年と仲良くなっていった

私は彼に負けた

根比べと思い頑張ったのだが彼は私と関わるのをやめなかった

「あ…そろそろ帰らないと」

「おう、んじゃまた明日な」

また明日も会う気なのか

カシャン…

「あ!ねーちゃん!」

「お帰りなさいませお姉さま!」

「姉御また夜遊び?w」

「ん、ただいま皆」

「ねーちゃん新しいこがはいってきたよ!」

目付きの悪い少年がそこにいた

「!」

ろくさす…?

「今捨てられて此処にきたこですわ」

「ろくさす…あなた…」

「あぁ…そうだよ皆俺おいてどっか行っちまったよ」

いつもの彼は笑顔が耐えなかったのに

「笑ってよ…」

「は?」

「そんな顔しないでろくさす」

「..........何で泣きそうなの?」

「さぁ…何でだろうね」

「名前…無いと不便だな」

「名前なんてただに飾りよ」

ろくさすは笑った

「じゃあ俺も飾りを捨てるか」

「あだ名と言う飾りを付けよう」

「ねーちゃん俺にもつけて!」

「翔太はしょーただろ?」

「ろくさす…」

「?」

「今日から「家族」だよ」




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