君のそばにいたい
怠呀

チュンチュン…

「ねぇぇぇちゃぁぁぁん!」

ガラッ!

「起きろ!姉ちゃん!」

「とっくの前に起きとるわ!」

「おはよう」

「おはようろくさす」

昨日からろくさすは家族になった

「てかさ俺あだ名ろくさす?」

「嫌なら他でもいいけど」

「まぁいいけどお前はどうすんだよ」

「私はあだ名も名前もないの」

「ふーん」

「あえて言うならあいつらが呼んでる姉ちゃん位かな」

「じゃあ俺も姉ちゃんって呼ぶのか?」

「流石にそれはないだろ」

今日は火曜だからゲームセンターは全て2クレか

「ろくさす」

「んぁ?」

「ゲームセンター行こう」



「おいおいおい!」

「え?何?」

「何ってお前…こんな高い塀登んのかよ…」

「毎年私が逃げ出さないよう改造されてるけど」

「…..........」



「で…登ったは良いが…どう降りんの?」

「ジャンプ」

「そうかそうかジャンプかそれならって…何ぃぃぃ!?」

「いくよーー!」

「ちょっと!待てよ!」



「どう?あれくらいの塀なら楽勝でしょう?」

「足がぁぁぁあぁ…」

「いたいの?動かせれる?」

「何とかな」

「じゃあいくか」

「鬼ですか!?」



「あー…遊んだ遊んだ」

「ろくさす…先帰っていて」

「んぁ?早めに帰ってこいよ」

「うん…」


「ねーちゃん遅いな」

「もう10時だよ」

「俺探してくわ」

「行くな」

「えっと君は」

「にーちゃんとねーちゃんと同い年の怠呀だよ」

「あいつの事は俺が一番わかってるだから今はいくな」

「はぁ…?何いってんの?あいつも一応女だぞ何か有ったら」

「もう敷地内にはいるよ」

「何でわかんだよ」

「さっきまで一緒にいたから」

「にーちゃん怠呀にーちゃんの言うことほんとだよきっとねーちゃんは」

「翔!!!!!!!!」

「あ…ごめんな…さい…」

「あいつを守るのはお前じゃない俺だ!」

「……………………」

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