君のそばにいたい
少女の傷痕
「はぁ…はぁ…はぁ…」
ガリ…ブチィ…
「ふーふー…ううっぅうぅ!」
今私は普通の人ならしないことをしている
「っ..........!」
腕を噛み千切ってるのだ
「うぅ…あぁあ…あぁ…ぁ..........」
ガサ…
「!!......怠呀…」
「終わった?」
「うん…」
口の回りには血だらけ
血が口から溢れている
腕と手は紅い液体がべっとり…
腕は傷痕だらけで噛みちぎったところからは血が絶えない
紅い泉水…
「手当てする…」
「…もう少しダメ?」
「駄目だ此処まで噛んだんだ骨が見えてもおかしくない…」
「この血…勿体ないね…」
私は傷口の血を綺麗に舐めた
「美味しいな…」
「それはよかったな…」
怠呀は私の腕に薬品を塗ろうとした
「それ嫌いだ…」
「早めになおるよ」
「味が鈍るんだ…要らない…」
「…分かった」
怠呀は薬品を塗るのをやめてガーゼを傷口の上に乗せると包帯を巻き始めた
「..........ろくさす…バレてない?」
「うん…翔太が言いそうになったけど止めたから」
「そう..........よかった」
「まぁ翔太もあまり知らないからな」
「ねぇ…私は…いつまでこれをやめれないんだろう…」
「大丈夫だよ…俺が何度でも手当てしてやるから」
「ありがと…」