‡私立王城学園‡
リ「寮の同室者も同じクラス内で決まるんだ。

まぁラキは首席だから一人部屋だがな」


ラ「首席?」



リ「言ってなかったか?」


ラ「聞いてねぇ」


リ「ラキは編入試験で満点だったから、な。首席と次席は一人部屋なんだ」


ラ「ふ〜ん」


リ「あ、ここだ」



リクが扉の前で立ち止まる。


ポケットからカードキーを出して扉横の機械に通した。



ピピッと音をたてて鍵があく。



中は俺の部屋と全く同じだった。



ラ「すげぇ…」


俺の部屋にあったミニキッチンからモノトーン色のソファーまで全く同じだ。


なんで俺の部屋にキッチンがあるかっつーとぶっちゃけ甘いもの大好きだから、よく作ってたんだよね。



メイドさんや執事さんにクッキー渡すと喜んでくれたっけな。



リ「なんか改築されてる…」



ラ「やっぱり?」


とりあえずソファに腰を落ち着ける。



ラ「片付けかぁ…。」



リ「早めに済ませとけよ」



ラ「うぃ」



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