‡私立王城学園‡
荷物の片付けもあらかた終わりリクの横に座る。


リ「終わったか?」


ラ「ああ。」



リ「つかさ……、今思い出したんだがお前、食堂で俺を投げたよな?」


あ……。


忘れてた。



もしかしてりっくんお冠?



ラ「でも!俺のほうがキスされてんだぜ?!」



リ「関係ないな(黒笑」


ラ「よし、わかった。久しぶりに御手合わせしようじゃないか」


リ「フ、いいぜ。ストレス発散だ。表出ろ」



ラ「や、ちょっと待って。」



部屋を出ようとするリクを止め、さっき片したばかりの棚からスプレーを取る。


洗面所でかつらを外し愛用の鋏で髪を切っていく。



スプレーで万遍なく黒く染め、何時も常備してるワックスで髪をボサボサに。



ラ「うしっ。リク、お待たせ〜」



リ「おせーんだよ」



ラ「まぁま。かつらは重いんだ。」


リ「はいはい。」



リクと部屋をでて林の方に向かう。



リクが隣にあるうちの家に来ていたとき、母さんから一緒に修業を受けた場所だ。



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