‡私立王城学園‡
あれは、修業のレベルじゃなかったな。



寧ろ虐めだった……。




林の方にゆっくりと歩いていく。



調度下校中の生徒に会い、誹謗中傷の嵐に見舞われている。



一方リクはと言うと、周りに愛想を振り撒いてるからうざい。



こいつは信用したやつと敵にしか腹ん中みせねえからな。



これも長年生きて来て身についたリクなりの自己防衛なんだろうな。


色目でしか見てこない連中を遠ざけるための。



ま、俺は自分の好きに生きてるから。


印象なんて作るもんじゃない。




あれ?


そう考えると流には黒い本性見せてたよな?



何者だ?



ラ「リク。滝河流って何者?」


リ「はぁ?しんねぇのか!?あいつはここら一帯を治める滝河組の長子だよ」



ラ「だからか…。って俺が知るわけねぇだろ!つい最近まで隣の山に住んでたんだぜ?」


リ「ここの生徒ぐらい覚えとけ」


ラ「はいはい。久しぶりにハッキングするかな♪」



リ「ばれんなよ」



ラ「たりめぇだ。」



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