‡私立王城学園‡
俺って虐められてるの!?
いつもと違う感触が気持ち悪くて目を開ける。



あぁ。



あのまま寝ちゃったのか。



流の足がリクを蹴り飛ばしていて面白い。



時計を確認するとまだ6時だった。



朝ごはんでも作るかとキッチンに向かう。


材料は頼んだ生徒のみ、配給制なので中には沢山の食材が入っていた。



タマゴと牛乳とパンを取る。



やっぱフレンチトーストっしょ。



砂糖をふんだんに使ってトーストを仕上げる。



皿に盛ってさらに分糖をかける。



そのうえにチョコソースとストロベリージャムで彩りを添えてミントを乗せる。



うん!


完成☆



リビングに皿を運ぶ。



ラ「二人とも起きろ!」


リクと流にゲシッと蹴りをいれる。


リ「ん?朝……」



流「いい匂い……」


ラ「ピシッとしろ!飯だ飯!」



だらけている二人を一喝する。


今度はちゃんと起きてくれた。



ラリ流「いただきます」



揃って言い、食べ始める。




< 63 / 98 >

この作品をシェア

pagetop