‡私立王城学園‡

自分のことを可愛いなんて思ったことないし…。




言われることはよくあった…けど…（ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ）




蘭「もういいわ。無自覚になにいっても無駄だったのよ。」



ラ「は？」




蘭「こっちの話し。でもね、あんたが何を言おうと絶対付けてもらうからね」




ラ「理由がないんだけど…」




蘭「理由………！！そうだ！確か、王城には“Cross”の幹部が集まってたわ。『黒王子』もいるし」




ラ「はぁぁあ！！！？？？？」




“Cross”ってのはNo.2の族。



つっても、たいして強くはないけど。



ただ、あそこの総長は嫌いだ。




喧嘩の途中に、あろうことか俺の…俺のファーストチューを奪いやがった！




女子じゃないからこだわりはないが、初めてのキスが男というのは悲しかった（泣）




さらに問題なのが『黒王子』。



こいつは俺の族の副総長。




とおり名のとおり、黒いんだよ。



容姿じゃなくて性格が。



そりゃもう母さん並に。




つまり腹黒