セックスレスハニー
シャワーを浴びながら 嫌でも現実と
向き合わなきゃならない事を実感する
後悔...はしてない 幸せを感じられてたから
でも永瀬くんはまだ若い 私なんかより
もっとふさわしい人が現れるよ...
子供達の顔を思い出した 胸が張り裂けそう

バスルームから出ると 着替えをどうしようか悩む 下着なんて持ってきてないし
服も 汗臭いから 絶対無理だ だからと言って永瀬くんのもの 勝手に触れない

(ツンツン)ほっぺたを人差し指でツンツンしてみた 起きない。ソファーは占領されてるからソファーの下に座り込んで TVをみた

『起きてたんですか?...』
『ごめんっ起こしちゃった? シャワー借りました それでねお洋服貸してほしいの』
『いいっすよ!一緒に来てっ』
(コクリ)頷く

『ここ僕の寝室です 服はクローゼットの中にあるんで着れそうなの取って下さい じゃっ僕もシャワー行ってきます』

(クローゼット広っ!!)ウチの3倍はあるよココ。すっごいキレイにしてるんだなぁ
お母さんとかたまに来てるのかな?
わぁ 永瀬くんの匂いがするっ これにしよっ
私には丈の長いTシャツ。私の下着どうしよう とりあえず手洗いして 乾かしておこう
シャツからお尻が見え隠れしてるのは
気付かないフリをしておこう。


結局永瀬くんのパンツまで借りて 永瀬くんの寝室の大きなふかふかベッドで2人で
寄り添った 恋人同士みたく色んな話をした
初めて私と会った時は 怖い先輩だと思われてた事、実は天然な所がある事、何する時も一生懸命な事、いつの間にか憧れから
恋愛感情に変わっていった事 私に対する事
たくさん聞けた。

私も 初めて永瀬くんと会った時 イケメンだと思った事、どさくさに紛れて永瀬くんの指に触れてた事、いい匂いだと思ってた事
もうなんだか2人の暴露大会になっていた

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