セックスレスハニー
会社だと普通に喋れるのにな
何喋ったらいいのかわからない
永瀬くんつまんないかな。。

『永瀬くんっ』
『あのっ!』 同時に喋り出してカブる。
(お先にどーぞのジェスチャー)

『あの、河野さんっ今日は僕なんかに付き合ってくれて ありがとうございます 』
『改まって 面白いっ 永瀬くん(ぷぷっ)』

『何か緊張しちゃって あんま喋れなくてすみません 早く呑みたいっす ははっ』
かっ、可愛いぞ 永瀬きゅん おばさんの
きゅんきゅんボルテージが上昇していくぞ

『今日はどこに行くの~?』
『ボクんちの近くなんですけど、料理がすっげー旨いとこあるんすよ!』
『え!永瀬くんちの近くなんだ~肉か魚でいうとどっち系?(笑)』

あの高層マンション!!!金持ちめーー

『肉多いッスね!河野さんすきでしょ?』
『うん アタシ肉食系だから嬉しいっ!』

そうこうしてる内に店の前に着いた。
” Ways ” 落ち着いた雰囲気のお店で
まだ行ったことのない所だった 永瀬くんが
ドアを開けてくれる 予約までしてる
この店は個室もあるらしく 個室を予約してくれていた 個室って言っても 窓ガラスの
外からは丸見えなんだ 眺めいいじゃん
向かいあって座った クーラーが涼しい

早速2人して まずお酒を頼む
私は呑めないくせに強がって カクテルを。

『今日も1日お疲れ様でした 乾杯っ』
喉乾いてたから 若干 一気飲み状態。
ほんと色気のないワタシ それより
永瀬くん 私が子持ち既婚者なこと 知ってるのかな ちゃんと話した方がいいのかな?
っ、でも私の事 そういう対象として
見てないかもしれないし...

(既婚者だと言いたくない時点で 私って
完全にクロなのかしら...)

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